ドライフラワー作りには、4種類の方法があります。
1.ハンキング法
2.シリカゲル法
3.ドライインウォーター法
4.グリセリン法

ここでは、その中でも、お花本来の色が一番残りやすい「シリカゲル法ドライフラワーの作り方」についてお伝えします。

はじめに:シリカゲルって何だろう?
シリカゲルとは、乾燥剤です。

 

乾燥剤には、様々なものがありますが、その中でも最も安全なものが「シリカゲル」です。シリカゲルは、地球由来の成分「砂」を材料として作られているため、環境にも優しいです。
※食べ物ではありませんので、決して食べないでください。
※主成分は「砂」ですので目に入らないようにお気を付けください。

 

ドライフラワー専用のシリカゲル

普段の生活の中で見かけるシリカゲルは、丸いビーズの形をしています。丸いビーズのシリカゲルでドライフラワーを作ると花びらが取れてしまったり、表面がボコボコになったりとお花にダメージを与えてしまいます。そのため、ドライフラワーを作る時には、ドライフラワー専用のお花に優しい粉状タイプのシリカゲルを使用します。

 

 

とても簡単 シリカゲル法ドライフラワーの作り方
用意するもの
①ドライフラワー専用シリカゲル
②はさみ
③保存容器(パッキン付きがおすすめ)
④お花

 

①花の下、1~2㎝で茎をカットしてください。
②密閉容器に、花が半分埋まるくらいまでシリカゲルを入れて下さい。
③花を上向きにして入れてください。
④花びらの形を崩さないように、優しくシリカゲルで花を埋めて下さい。
⑤蓋をして1週間で完成です。優しく取り出して下さい。
※シリカゲルは再生して繰り返し使用することができます。

 

 

お花の色が綺麗に残る理由
お花を吊るしてドライフラワーを作るハンキング法では、空気中の酸素と水分の影響を受けて、お花の色が変わってしまします。シリカゲル法では、お花をシリカゲルの中に埋めて、空気に触れない状態で水分を急速に抜き取ります、そのため、お花本来の色を綺麗に残してドライフラワーにする事ができます。
※お花の種類によっては、お花の色素の関係で変色するものもあります。

 

 

 

シリカゲル法で作ったドライフラワーの保存方法
シリカゲル法で作ったドライフラワーは、パッキンの付きの瓶等の容器に、シリカゲルと一緒に入れて保存すると長持ちします。花の色は、少しずつ色素が分解して白っぽくなっていきますが、シリカゲルを一緒に入れておくことで色が長持ちします。
※花の色持ちは、花の種類や色によります。

 

容器に入れずに、アレンジする事もできますが、お花が置かれた環境によっては、ハンキング法で作ったドライフラワーのように、徐々に酸化が進んで花びらの色がくすんでしまったり、空気中の湿気を吸ってしまって形が維持できなくなる可能性があります。花の種類や個体差はありますが、容器に入れなくても長持ちするお花もあります。様々なお花でドライフラワーを作って、その変化とアレンジメントを楽しんでください。

アレンジ例



制作動画はこちらから
シリカゲルを使るミニバラのドライフラワー

 

 

ドライフラワー専用のシリカゲルは、こちらからご覧になれます。




お花との時間を楽しんでください。