先日、神奈川県民ホールギャラリー2023年度企画展 | 味/処 で展示作品素材に日本化工機材の「角紙管」をご使用頂いた現代アート作家さとうくみ子様に、ご使用頂いた経緯や、ご感想について伺いました。 作品についてはこちらから ttps://www.nk-kizai.co.jp/news-aji-dokoro2023/

さとうくみ子 現代アート味/処展2023

 

さとうくみ子さま経歴

1990年岐阜県生まれ。2020年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科修士課程油画・版画領域修了。現在は東京を拠点に活動。主な個展に「ハッピーセット」(アートラボあいち/2021年)、グループ展に「第24回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館/2020年)など。

 

 

 

 

 

 

Q: 日本化工機材の紙製品を知った「きっかけ」を教えて下さい。

神奈川県民ホールギャラリーで「味/処」という展示があって、その時に県民ホールの方から。私が、たまたま段ボールとか、そういう系のものを使っているので、県民ホールの方から「そういう系の素材があるよ」とサンプルを見せて頂いて「ちょっと使えそうかな」と思ったという感じで。神奈川県民ホールギャラリーの方ら教えて頂きました。

Q: さとう様の「紙」を使った作品作りに対する思いを教えて下さい。

作品を作る上で、自分の手作りというか、手で作れる手作業感が分かる作品を、結構大切にしていて、そういう風になった時に、鉄とかじゃなくて、こう段ボールの紙だったりとか、木材もそうなんですけど、自分の手で加工できるというか「こういう風にしたいな」と思ったときに、すぐ変形できたりとか、なんかそうやって形作ることが容易にできるものが、自分には合ってるというか、そういう点で結構「紙」をよく使っていたりします。
あと、大学時代に最初に使い始めたんですけど、何回も失敗をしてしまったりとか「どういう作品を作ろうか」って迷っている時に、ゴミ捨て場に段ボールがいっぱいあって、そこから素材を持ってきて、そしていっぱい失敗しながら作って。でもお金がかからないというか。それで「自分がどうしたいのか」っていうのを探求する。すごい身近な素材であったっていうのも、はじまりの「きっかけ」です。

 

Q: 味/処展の作品では、素材に弊社の紙製品を加えて頂きました。
  弊社紙製品を使用して、良かった点や気付き等がありましたら教えてください。

自分がいつも使っている段ボールとか紙は、結構硬いといっても、そこまで硬くないというか。でも、今回提供して頂いたものが、滅茶苦茶硬くて。今回、作品の台座で使ったんですけど、すごい重たい作品に対しても「耐えれる」というか、物であったりとか、紙だけど、ちょっと私の知ってる紙の強さを超えていたというか、その点で作品に使う紙の視野が、すごい広がったというか、あと紙だと、大体自分で加工して切ったりとかして形を作る事が多いんですけど、今回は、もう注文したサイズだったので、それをもう接着するだけで形ができるというか、ちょっと自分が手を入れなくても、ここまでの完成度に持っていけるというものが出来た事に対して「すごいな」と思いました。

 

Q: 1番印象に残った素材を教えて下さい。

さとうくみ子<鼻味伝達リレー>2023

紙管が凄い良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q: 今後の作品作りの素材として、また使ってみたいと思う弊社の紙製品はありますか?
      もしくは、弊社紙製品に今後期待することはありますか?

「紙管が今後また使いやすいな」っていう風に感じたのと、結構収納する作品を作っていて、展示台になって、その展示台に作品をしまえるみたいな。そうなったときに、結構大きめの紙管とかもできるのかなというか、紙管て、大体これくらいのサイズ感だと思うんですけど。いつも段ボールを貼り合わせて箱にするので、それが紙管で出来たらすごいなって。多分、型が難しいんだろうなって思うんですけど。


回答

今のところ、角紙管は1番大きくても、正方形で内径95ミリくらいまでのサイズしかありません。大きな角紙管という要望は、以前からありまして、機械とか芯金の関係で大口径ができていないんです。すぐに応えられなくて残念ですが、そういった要望があるという事を、伝えさせて頂こうと思います。「出来たらいいな」って思っています。サンプルカッター(カット機)を持っているので、強化段ボールの加工とか工夫はできますので、いつでもご相談ください。

最後に

今回、さとう様の作品素材に、私達の紙製品を使って頂いたことで、紙製品の新しい姿を見る事ができました。これからのさとう様の作品を楽しみにしております。
さとう様、お忙しい中インタビューに御協力くださり、ありがとうございました。

 

 

 

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